日本のサッカーシステムとお金の話
今回は、大前提としての「日本のサッカーのシステム」について書いていこうと思います。
最近はサッカー関係者以外の方からも応援されることが増えてきて、そもそも「社会人サッカー」というものがどういったシステムなのかを説明する機会も増えました。
自分の専門外のスポーツや分野だと、知らないのは当たり前ですよね。
僕もサッカーをしていても野球のシステムは曖昧なので。
僕の活動や社会人サッカー選手を応援してくれる方のために、まずはこの根本的なところから知ってもらおうと思っています。
ざっくりとした内容ですが、日本サッカーリーグの仕組みやお金、生活のことをわかりやすく説明していきます。
リーグについて
まず、日本のサッカーにはみなさんご存じJリーグがトップに君臨しています。
J1が一番上のリーグで、サッカーを全く知らなくても聞いたことがあるくらいの知名度を持った選手も所属しています。
そしてJ1→J2→J3とランクがあり、この3つのカテゴリーが「プロリーグ」になります。
このカテゴリーに所属している選手を、年収は度外視にして「プロサッカー選手」と呼んでいます。
中には、給料を見てプロではないという人もいますが、その話はまためんどくさくなるので、J3まではプロと覚えてください。
そしてそのリーグの下にJFLというカテゴリーが存在します。
ここらはセミプロとジャンル分けされますが、中では給料がJ3以上のJFL選手がいたり、練習場などのクオリティーがプロ以上なんて話もあります。
この話も複雑なのでJFLからはセミプロ、いわゆる社会人サッカー選手という認識で大丈夫です。
ここまでのカテゴリーは全国区です。日本の至る所にチームがあり、選手たちは飛行機で移動して試合を行う特徴があります。
では、その下を説明します。
いわゆる地域リーグになります。
地域リーグというだけあり、関東リーグ・関西リーグ・中国リーグ…のように各地域にリーグがあります。
そのリーグの中に1部2部と分かれているところがあり、僕の所属している関西リーグ1部もこの括りに当たります。
地域リーグになると一気にチーム数、および選手数が増えます。
ここから這い上がろうと抗う選手や、地域貢献のためにプレーする選手など様々な選手が存在します。
各選手には各々のストーリーがあり、この話を聞くのはかなり面白いと思います。
この地域リーグの下には県リーグが各都道府県に存在します。
元々僕が所属していた木更津ローヴァーズは千葉県リーグの1部でした。
思っていたより多くのリーグ、チームがあったのではないでしょうか。
少し長くなりました。
ざっくり説明すると
「J1→J2→J3」→JFL→地域リーグ1部(9リーグ)→地域リーグ2部(6リーグ)→県リーグ
※「」の中はプロ
のような並びになります。
かなり多くのサッカー選手が日本にはいることがなんとなくわかりますね。
こんなにいるのに、「社会人サッカーのことはあまりよく知らない」という方は多いのではないでしょうか。
それを少しでも変えて、少しでも多くの方に知ってもらうために発信しています。
プロサッカー選手を目指しながらもこうして発信することで、社会人サッカー選手、いわゆるJFL以下の選手のことを知り、応援してもらうきっかけになれればと思っています。
サッカー選手のお金
ではここからはお金や生活の話を少し。
プロサッカー選手といえば、イカツイスポーツカー、豪華な家、キラキラの時計、隣に美女。
それが世間一般のイメージかと思います。
実際そんな選手はいます。
日本では少ないかもしれませんが。
サッカーからの給料だけでお話をすると、J1でも一部の選手しかそれほどの給料は貰えていません。
リーグと同じで、レベルが下がるにつれどんどん給料も下がっていきます。
一番シビアなラインはJ3とJFLではないでしょうか。
先ほども少し触れましたが、J3でも無休もあればJFLでもプロ選手並みにもらっている選手も存在します。
これはクラブの財力や選手の力によって変わってきます。
そして地域リーグはより厳しい環境下にあります。
ほぼ全ての選手が仕事・バイトをしながらサッカーをする生活を強いられます。
午前中仕事をして午後サッカーなんて生活はザラとあります。
それでもサッカーを続ける社会人サッカー選手はどんな思い出プレーしているのか。
そんな話は個人的にかなり面白いと思っています。
そんなお話をより多くの選手から聞きたいので、もし対談でもしたい選手がいればぜひご連絡ください。
サッカー選手のお金の話はこんな感じでした。
現在の日本のサッカーのシステムはこのような形になっています。
ざっくり理解いただけたでしょうか。
この全体像を頭に入れた上で、このウェブサイトをご覧になっていただきたいと思っております。
今後とも応援よろしくお願い致します!
読んでいただきありがとうございました!