チームのグッズの存在意義
スポーツ観戦はどんな格好で会場まで足を運びますか?
プロサッカーチームの試合ともなれば、行きしの電車からユニフォームを着たり、首にチームのタオルをかけたり。。そんな光景をよく目にしますよね。
僕もドイツでプレーしていたので、サポーターのアツさはよく知っています。
地域リーグのチームでも、全員何かしらのチームグッズで身を纏い、お酒を飲みながら電車でチームソングを歌いグラウンドに向かっていました。
周りもそれに慣れている雰囲気だったのを思い出します。
では、応援するチームのグッズを買う意義はなんなのでしょうか。
正直、ユニフォームやタオルマフラーは試合日しか使いません。
毎週試合を見に行ける保証もありません。
それを理解した前提でまあまあな額のユニフォームを買う。
それはなぜなのか。
そしてクラブ側はなぜ買ってもらいたいのか。
今回自分のチームがユニフォームの一般販売を開始したとのことなので、
一選手としてその理由を考えてみました。
買う立場から考えると
まず第一に来るのが「応援したいから」でしょう。
チームカラーのユニフォームで会場まで駆けつけることでより応援している雰囲気がでます。
正直ピッチからもそれはかなり感じています。
ドイツでプレーした時にスタンドが白で染まった時は感動しましたし、よりやる気が出る光景でした。
なので「応援したい」「応援されたい」の需要と供給が成り立っていると思っています。
では、クラブ側、「買ってもらう側」から考えた時、
グッズ販売で求めているのはなんなのか。
よく「グッズ販売はお金のため」と耳にしますが本当にそうなのでしょうか。
特に僕達が所属している地域リーグにおいて、ファンの数は多くありません。その中からグッズを買うほどのファンも限られています。
プロに比べたら何十分の一、何百分の一くらいのレベルです。
それで利益を上げるのはかなり難しい。
ではクラブ側は何を求めているのか。
僕は、最近色々な方を話していくうちに、グッズ販売の意義は
「チームをより身近に感じてもらうため」
じゃないのかなと思っています。
プロチームほどメディアの露出が多くない中、宣伝も難しい。
なので一人一人のファンの方を大切にして、ずっとファンでいてもらえるように努力をする。
目当ての選手がやめても「チーム」を好きになって応援し続けてもらう。
そんなファンを少しでも増やすためにチームを身近に感じていられるものが大切になってくるんだと思います。
そしてその架け橋となるものがグッズなのかなと感じています。
FC.AWJがユニフォーム販売を始めたのも、
ちょっと目に入ったオレンジがきっかけで週末の試合の予定を確認したり、
壁にかかったオレンジを見て「あいつ元気かなー」とふと思ったり。
一瞬でも日常からFC.AWJ、そして選手の存在を身近に感じてもらいたい。
そんな思いがグッズ販売にはあるんじゃないかなと思っています。
僕の勝手な考えなので、本当のところは分かりませんが。
ユニフォームで会場をオレンジに染めてもらえる日が来ることを願ってます。
長くなりました。
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